
ビジネスシーンにおいて、カタログや請求書、案内状などの送付に頻繁に利用されている紙の封筒。その色や質感などによって受け取る側に与える印象が大きく変わります。そのため、封筒の素材は慎重に選ぶのが吉。
本記事では、そんな封筒の素材の選び方を目的別にご紹介します。最適な封筒選びの参考になれば幸いです。
茶封筒(クラフト紙)【コスト最優先】

コストを最優先するなら、業務用として広く使われている茶封筒がおすすめです。
一般的に茶封筒と呼ばれるものは、クラフト紙で造られています。クラフト紙は製造の際、原料である木材を漂白しません。そのおかげもあり他の素材よりもコストが抑えられます。
漂白処理において避けられない繊維の劣化がなく、強度に優れた紙に仕上がるのも特徴で、その丈夫さを生かして、ダンボールや包装紙、緩衝材などにも用いられています。
加えて、茶封筒は紙の厚さのバリエーションが豊富なのも嬉しいポイント。薄くて軽い低コストのものから、重量があるものを送るのに適した厚めのものまで様々で、汎用性が高いことも人気の理由のひとつです。
また、クラフト紙は長い繊維が絡み合ってできているため、特別な加工をせずとも中身が透けにくいこともメリットに挙げられます。
見た目に関しては、そのザラザラとした質感と色からナチュラルで素朴な印象を受けます。そのことから、環境への配慮をしている姿勢や温かみのある印象をアピールしたい時などに効果的です。
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